施工管理体制と各部門の役割
SFP工法協会と正会員(指定施工会社)の体制について詳しく説明します。
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スクリューフリクションパイル工法協会(以下、本協会)と正会員(指定施工会社)の施工管理体制と各部門の役割について説明します。
施工管理体制
各部門の役割
スクリューフリクションパイル工法協会
本協会は、スクリューフリクションパイル工法(以下、本工法)の技術開発または設計施工に関わる技術委員会と事務局から構成されます。
<役割>
①技術委員会は、指定施工会社に対し設計・施工技術指導を行う。
②技術委員会は、指定施工会社からの設計審査依頼に対し、内容を確認し、承認する。
③技術委員会は、指定施工会社の作成した施工計画書または施工報告書に対し、内容を確認し、承認する。
④技術委員会は、指定施工会社からの不具合情報の報告に対し、指導を行う。
⑤技術委員会は、指定施工会社に所属している者に対して、設計・施工基準に関する技術講習を行い、基準を満たした者に対し管理技術者認定を行う。
⑥技術委員会は、指定施工会社に所属している者に対して、オペレーター及び普通作業員としての技能研修を行い、基準を満たした者に対し施工技能者認定を行う。
⑦事務局は、技術委員会が認定した管理技術者及び施工技能者に対し、パーソナルデータを収集、管理したうえ、管理技術者証及び管理技能者証の発行を行う。
⑧事務局は、指定施工会社から施工実績報告を受理し、管理を行う。
正会員(指定施工会社)
本工法の設計基準及び施工基準に従って、設計、施工及び施工管理を行う会社になります。
以下が詳細となります。
- 認定基準
- 管理技術者の認定基準
- 施工技能者の認定基準
- 指定施工会社の役割
認定基準
本協会が指定施工会社を認定する基準を以下のように定めます。
指定施工会社は、以下の基準を全て満たすこととします。
I. 株式会社又は有限会社などの法人格を有すること
II. 施工管理基準に適合する施工が可能な重機及び設備を有すること
III. 技術委員会が認定した管理技術者を1名以上有すること
管理技術者の認定基準
技術委員会が管理技術者を認定する基準を以下のように定め、ⅠまたはⅡのいずれか及びⅢを満たすこととします。
I.下記のいずれかの資格を有する者
一級建築士、二級建築士、技術士、技術士補、一級施工管理技士(土木・建築)、二級施工管理技士(土木・建築)、地盤品質判定士
II. 住宅地盤の改良業務等に3年以上従事した実績を有する者
III. 技術委員会が開催する講習を受け、技術委員会から本工法の設計及び施工管理技術を習得したことを認められた者
施工技能者の認定基準
技術委員会が施工技能者を認定する基準を以下のように定め、ⅠおよびⅡを満たすこととします。
I.住宅地盤の改良業務等に1年以上従事した実績を有する者
II.技術委員会が開催する研修を受け、技術委員会から本工法の施工技能を修得したことを認められた者
正会員(指定施工会社)の役割
指定施工会社の役割について、設計および現場管理は管理技術者が、現場作業は施工技能者が行うものとします。
以下に詳細を示します。
⑨管理技術者が設計基準に基づき設計を行い、技術委員会に審査依頼を提出し、審査を受ける。
⑩管理技術者が設計内容と現場状況を確認のうえ、施工計画書を作成し、技術委員会に提出し審査を受ける。
⑪管理技術者が施工後速やかに施工報告書を作成し、技術委員会に提出し審査を受ける。
⑫不具合情報が発生した場合、所属する管理技術者が不具合情報を直ちに技術委員会に報告し、指導を受ける。
⑬施工実績表を作成し、事務局に提出する。
⑭技術委員会により認定を受ける予定のある管理技術者及び施工技能者について、必要な情報を事務局に提出する。